『Ghanasoccernet』は「ガーナ代表のアヴラム・グラント監督は、政府によるメンバー選考への干渉を皮肉った」と報じた。

今回のインターナショナルマッチデーウィークにおいて、ルワンダとのアフリカネイションズカップ予選、ロシアとの親善試合を控えているガーナ代表。

しかし予選の方はすでに突破を決めていることもあり、消化試合である。

そこでガーナのスポーツ省は「国外組の選手は必要ない」と判断し、代表チームにメンバー変更を要求したうえ、選手の航空券を発行しなかったのである。

この理由はスポーツ大臣ニー・ランティ・ヴァンダープイェ氏とサッカー協会会長クウェシ・ニャンタキー氏との個人的な確執も影響していると言われたが、先日の代表キャンプで彼らは歓談していたとのこと。

理由はともかく航空券が発行されなかったことは事実であり、選手は自ら移動費を支払ってガーナでのキャンプに合流することになった。支払えなかった者にはあのアンドレ・アユーが資金を提供したという。

このような厳しい状況で試合を迎えることになったアヴラム・グラント氏は会見で以下のように話し、直接の批判は避けながらも、皆がサッカーに集中しなければならないと語った。

アヴラム・グラント(ガーナ代表監督)

「昨年のアフリカネイションズカップではそうだった。選手はすべてを賭けて戦った。私も出来るだけのことをした。素晴らしいスタッフがいて、政府も含めたみんながサッカーに集中していたのだ。

何を必要としているかといえば、それだ。すぐに選手たちはチケットの金額を支払った。誰かが監督になりたいなら、私は選手になるだろうね」

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