『Sunday Times』は「オリンピック金メダリストのモハメド・ファラーは、アーセナルのフィジカルコーチになりたいという夢を明かした」と報じた。

モハメド・ファラーは1983年生まれの33歳。ソマリア生まれであるが戦乱を逃れてイギリスに渡り、ランナーとしての才能を開花させた人物だ。

中距離走での実績はまさに傑出したもので、イギリスの陸上競技の歴史上で最も偉大な選手として評価されている。2013年には大英帝国勲章も授与された。

2012年のロンドン五輪に続き、先日のリオ五輪でも5000m走、1万m走で金メダルを獲得。後者ではなんと一度転倒しながら追い上げに成功しており、名実ともに現在最高の中距離走者である。来年のロンドン世界選手権を最後に現役を引退する予定だ。


そして、彼はアーセナルの熱烈なサポーターであることでも有名。子供のミドルネームに「アーセナル」とつけようとして妻に拒否されたというエピソードでも知られる。

彼はインタビューに対して以下のように話し、いつかアーセナルでフィットネスコーチを務めることが夢だと明かした。

モハメド・ファラー

「僕は本当にサッカーを愛しているし、アーセナルといい関係を持っている。子供の頃、英国にやってきたときから彼らをサポートし始めたんだ。

アーセナルのプレーする方針が好きだった。また、アフリカにバックグラウンドを持つ選手も多く所属していたね。

いつの日か、僕は彼らと一緒に働きたい。おそらく、フィットネスコーチとしてね。僕は、適切な練習によっていい体を作るということを信じているんだ」

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