『Bloomburg』は「中国のコングロマリットは、イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンを買収するための交渉を行っている」と報じた。
現在欧州サッカー界で大きな力を発揮している中国の資本。サウサンプトンに接近しているのは、ランダー・スポール・デヴェロップメント(莱茵達体育発展)。
彼らはスポーツ系の不動産開発会社であり、本社は杭州市にある。会長を勤めているガオ・チーシェン(高繼勝)氏は地方政府の役人を務めたあと1990年代に不動産業界に進出し、中国バブルの恩恵を受けて一財を築いた富豪である。
昨年にはマカオやラスベカスのカジノリゾート、各種スポーツイベントなどに投資を行っており、エンターテインメント界での力を膨らませている。
サウサンプトンの買収に際してはおよそ2億ポンド(およそ258.6億円)を用意して臨んでいると言われており、高い資金力も持っている。
昨季6位で終えたサウサンプトンは、2015-16シーズンに1200万ポンド(およそ15.5億円)の利益を記録したことを明らかにしており、2億ポンド出しても20年以内に滅却はできる計算になる。