マンチェスター・シティ
ブラザー工業(brother):1987-1999年
今やUAE資本で世界的なクラブとなったシティであるが、そうではない時代の方が圧倒的に長かった。ブラザー工業はそうした時期に胸スポンサーとしてクラブを支えた企業の一つ。主力商品のプリンターやFAXなどは海外で大きなシェアを誇っている。
ユヴェントス
ソニー(SONY):1995-1998年
サッカークラブと日本企業における最も有名なスポンサー契約の一つだろう。マルチェロ・リッピ体制のユーヴェは「SONY」のロゴとともに強い印象を残し、1995-96シーズンには欧州制覇を成し遂げた(以降2シーズンも準優勝)。
ローマ
マツダ(MAZDA):2003-2005年
1980年代から90年代の電機メーカーに代わり、2000年代は自動車メーカーが台頭した。その一つが、“王子様”フランチェスコ・トッティを擁するローマ。「MAZDA」のロゴを胸にCLにも出場した。ネックウォーマーを試合で着用する選手が現れはじめた時期でもある(※現在は禁止)。
フィオレンティーナ
任天堂(Nintendo):1997-1999年
トヨタ自動車(TOYOTA):1999-2010年
マツダ(MAZDA):2011-2014年
中田英寿が所属したフィオレンティーナは多くの日本企業がサポート。トヨタ、マツダという異なる自動車メーカーが胸スポンサーを務めていた点も面白い。漫画『VIVA! CALCIO』で主人公・椎名曜が所属するなどとにかく日本人に馴染みのあるクラブだ。
ジェノア
ケンウッド(KENWOOD):1994-1995年
日本中が胸を躍らせた、カズこと三浦知良のセリエA挑戦。移籍先は“カルチョ”の創成期にリーグを席巻した古豪ジェノアだった。カズの挑戦を支えたケンウッドはその後、2008年10月に日本ビクターと経営統合。現在の社名は「JVCケンウッド」となっている。