『AP』は「国際サッカー連盟(FIFA)が定めている未成年の国際移籍ルールは差別であると訴える裁判がスタートした」と報じた。
現在FIFAは18歳以下の選手について原則的に国をまたいだ移籍を禁止している。それには3つの例外規定があるが、それらに該当しない場合は認められない。
今回それに対して反旗を翻したのは、スイスのチューリッヒに本社を置く法律事務所『Nater Dallafior Rechtsanwaelte』であるとのこと。
裁判は水曜日にチューリッヒのカントン州商業裁判所で起こされたもので、アフリカ出身の17歳の選手の取り引きに関するものであるそうだ。
UEFAに所属している28のメンバーはヨーロッパ連合(EU)の外にいる未成年の選手を差別している、という訴えである。
なお、FIFAは木曜日の時点でこれらの裁判に関する詳細は関知していないとのこと。
もしこの訴えが認められた場合、何年もの間実施されてきた未成年者の国際移籍ルールに一石を投じる出来事になるかもしれない。