『Telegraph』は、「アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、英国の文化に免疫をつけてきたと語った」と報じた。
アーセナルの監督になってから20年が経つヴェンゲル氏。今季はなかなかいいスタートを切ったものの、エヴァートンとマンチェスター・シティに連敗し、また大きな批判を受けている。
彼は26日のWBA戦に向けて以下のように話し、ストレスに打ち勝つためには仲間との団結、自分の中から強さを見出すことだと指摘した。
アーセン・ヴェンゲル
「5名の候補者が大統領選挙に出ていたとしたら、誰もが日曜日に投票に行き、誰か選ぶ。
そして、その次の週にも選挙があれば、誰かに投票するわけだ。それが我々のいる場所であり、生きている環境だ。そこには過度な反応が出てくる。
人生の中で求められるものは、達成したいものに集中し、そこに最大限の力を注ぐことだ。そして、常に自分に問いかけることだ。我々の仕事の一部はそれだ。
幸いにも我々は誰もが自由に見解を持つことが出来る国に生きている。そして、我々はそれを尊重しなければならない。
しかしながら、その中で我々は生きなければならない。達成したいものは何なのか。どのようにそれをやっていくか」
「ストレスへの抵抗力がないために失敗する選手を多く見てきた。敵対的な雰囲気の中でプレーし、最高のパフォーマンスを見せるのは、時に簡単ではない。それをゆっくり学んでいくものなのだ。
誰もが周囲の雰囲気に反応する。一部の選手はそれに過剰な影響を受けてしまう。
私は信じている。重要なものは、内部から強さを見つけ出していくことだ。そして、ドレッシングルームでの団結に共感していくことだ。
誰もが強さを見つけられるものだ。ドレッシングルームでは、サッカー選手にとって特別な物事が起こるのだ。
私はデイヴィッド・ベッカムと先日話した。彼に尋ねたんだ。『(サッカーは)懐かしいかい?』と。
彼は言った。『サッカーは毎日プレーしているよ。あらゆるチャリティーマッチに招待されてきた。しかし、ドレッシングルームは懐かしいね。あのように何かのために団結するようなものは』と。
ともに戦う。それは愛すべきものだ。それが、外部からの影響を乗り越える助けになる」