『Lance!』『Globo』などブラジルのメディアは、「日本の鹿島アントラーズがパウメイラスのFWレアンドロと交渉している」と報じた。

J1優勝後に出場したクラブワールドカップでレアル・マドリーと激闘を演じ、世界中を驚かせた鹿島。天皇杯でも昨日、準決勝で横浜F・マリノスを2-0で下し、元日に開催される決勝戦へ駒を進めた。

来年にはアジア・チャンピオンズリーグでの厳しい戦いも控えているが、そんな彼らに王国ブラジルから補強の話題が飛び込んできた。

その対象とは、今年のブラジル全国選手権を制したサンパウロ州の名門パウメイラスに所属するレアンドロだという。

レアンドロは1993年生まれの現在23歳。2011年にグレミオでデビューし、すぐに頭角を表したFWだ。2013年、元アルゼンチン代表FWエルナン・バルコスらとの交換で当時2部のパウメイラスへ移籍すると、13ゴールを記録してチームを昇格に導いている。

同年にはルイス・フェリペ・スコラーリ監督のもとワールドカップの自国開催を控えるブラジル代表に選出され、ボリビア戦でデビュー。翌年にはガンバ大阪のアデミウソンらとともにU-21代表としてトゥーロン国際大会に出場した。

2015年にサントスへ貸し出された際には、バイエルンのロベルト・レヴァンドフスキとの比較から「レアンドロフスキ」などとも呼ばれ、現インテルのガビゴウことガブリエウ・バルボーザともプレーしている。しかし目立った活躍はできず、今年はコリチーバに貸し出されていた(今年の全国選手権の成績は25試合5ゴール)。

報道によると、クラブ間でレンタル移籍を前提にした交渉が行われているようだ。レアンドロとパウメイラスの契約は2017年末までとなっているが、もし、レンタルが決定した場合、1年間延長されるのだという。

気の早いWikipediaのポルトガル語版は、既にレアンドロの所属を鹿島に書き換えている。

ジーコの古巣ということでブラジルでの知名度がもともと高かった鹿島。しかし、レアルとの激闘はもちろん、アトレティコ・ナシオナルを倒したことによりさらに南米で一目置かれる存在となったようだ。

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