1月17日は阪神淡路大震災が発生した日。

6000人以上の死者を出した大災害から、今年で22年を迎える。

そんな大震災の被害に遭ったJクラブがヴィッセル神戸だ。

1995年はヴィッセル神戸が発足した年であり、1月17日はなんとチームの始動日でもあった。

震災の影響から神戸はこの年ホームゲームを岡山県で行うこととなり、JFL初年度は6位でフィニッシュ。それでも翌年には2位に入ってJリーグ昇格を決めた。

神戸の街はすっかり復興したが、ヴィッセル神戸は今でも震災を忘れていない。

2011年シーズンのJ1第14節、ヴィッセル神戸対ベガルタ仙台戦。キックオフ前、ノエビアスタジアム神戸のオーロラビジョンにはこんなビデオメッセージが流された。

当時は東日本大震災の発生直後であった。

そこで、大災害から復興を果たした神戸は仙台に向け応援のメッセージを送ったのだ。

試合前でありながら、このメッセージはスタジアムにいた全ての人の心を一つにした。真剣勝負でありながら、誰かが困難な状況にいる際にこうして手を差し伸べる姿勢がJリーグの素晴らしさだ。

阪神淡路大震災から20年が経過した現在でも、ヴィッセル神戸はチャリティーイベントを開催している。

昨年はチャリティーサッカーが開催され、防災ワークショップや復興の道のりを収めた写真展も同時に開かれた。風化されつつある今だからこそ、ヴィッセル神戸がこのような活動を続ける意味は非常に大きい。

阪神淡路大震災から22年。この震災でお亡くなりになられた方々のご冥福を深くお祈り申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。

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