『Football Arena』は30日、「ガラタサライのディレクターを務めているチェンク・エルギュン氏は、ルーカス・ポドルスキを売却しない方針を決めた」と報じた。
先日から大きな話題の一つとなってきたルーカス・ポドルスキの去就。ガラタサライでプレーしている彼に対して、日本のヴィッセル神戸から獲得のオファーが届いているという話だった。
日本では個人合意を取り付けたとも報じられたが、現地のメディアによればガラタサライ側は放出に前向きではなく、交渉については難航していることが伝えられていた。
また、ポドルスキ自身もポーランドでのインタビューで合意を否定し、報道が先行している状況を認めている。
そして今回『Football Arena』はガラタサライのディレクターを務めているチェンク・エルギュン氏のコメントを伝え、ポドルスキの売却の可能性はなくなったと伝えた。
チェンク・エルギュン
「我々は決断した。ルーカス・ポドルスキは放出しないことをね。
彼自身が発表しているように、ポドルスキはガラタサライで満足しているし、我々もポドルスキを愛している。
ポドルスキがガラタサライにいることで、我々は幸せだ。彼を売ることを考えていない。そして、いい選手や人気のある選手を簡単に取引することもできない」
なお、『NTV』の記事によれば、ガラタサライは最低でも移籍金700万ユーロ(およそ8.6億円)を求めていたとのことで、神戸はやはり350万ユーロ(およそ4.3億円)が最終的なオファーだったとのこと。
ただ、欧州のマーケットは今月で終了するものの、日本や中国では2月まで選手の登録が可能である。
ガラタサライはポドルスキの話がある一方で、アストン・ヴィラのガーナ代表FWジョーダン・アユーを獲得するという話もある。
そちらの交渉ではレンタル料150万ユーロ(およそ1.8億円)+買い取りオプション650万ユーロ(およそ7.9億円)が提示されていると考えられており、数字を見ればポドルスキの動きと何らかの関係があるのかもしれない。