近年、Jリーグでもベトナム代表選手たちがプレーする機会が増えてきた。そのベトナムの1部であるVリーグで起きた出来事が、現地で話題になっている。

Vリーグ第6節、ホーチミン・シティ対ドンタム・ロンアン戦で…。

2-2で迎えたの後半36分、主審はシティ側にPKが与えた。だが、この判定にロンアンの選手たちは憤慨!

一旦テクニカルエリア付近まで下がってしまい、エリア付近には選手が誰もいなくなってしまったのだ。およそ10分後になんとかプレーは再開されたが、ロンアンのGKはキッカーに背を向けるなどPKを止める仕草を全く見せずに失点…。

その後もロンアンの選手たちはプレー続行の意思を見せず、ほぼ棒立ちのまま失点を許す異常事態に。相手のシュートに対し、GKがでんぐり返しする始末…。

判定への抗議だったのだろうが、これでは無気力試合だ…。結局、ロンアンは2-5で試合に敗れた。

現地メディアによれば、ロンアンの会長は激怒していたという。

「レフェリーはシティ側に勝利を与えることを強制されていた。この試合は理解できない」としたうえで、「こういった問題が存在する限り、ベトナムのフットボールは絶対に成長しない。観客は背を向け、誰も見なくなるだろう。個人的にもフットボールは2度とやらない」と怒り心頭だったそう。

一方、Vリーグ側は「ロンアンの選手たちの行為は受け入れがたい。観客や大会への敬意を欠いている」としており、今後懲戒委員会で重い罰金など何らかの処分が下される可能性もあるようだ。

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