『Ghanasoccernet』は3日、「ザンビア公共放送局は、U-20アフリカネイションズカップを放送することを余儀なくされた」と報じた。

2月26日にザンビアで開幕したU-20アフリカネイションズカップ。8チームが参加し、今年のU-20ワールドカップ出場権を争う大事な大会である。

しかし、開催国でもあるザンビアの公共放送局は、この大会に関しては放映を見送ることを決断した。

その理由は資金難。ザンビア公共放送局は、2015年のアフリカネイションズカップを放映する際にアフリカサッカー連盟(CAF)から75万ドル(およそ0.9億円)を借りており、その返済も滞っている。

そのために40万ポンド(およそ5526万円)の放映権を獲得することを断念したのだが、毎月視聴料金を払っている地元のサッカーファンはこれに激怒。

SNSなどで抗議活動を行うとともに、視聴料のボイコットを示唆。さらに、試合を見られることは国民の権利であるとして政府に援助を求めたのだ。

そしてこれに折れた公共放送局は権利者との間で再び交渉を持ち、残りの試合を急遽放送することを決めたとのことだ。

なお、ザンビアは現在グループリーグでギニア、マリを相手に2連勝し、すでに首位での決勝トーナメント進出を決めている。

8日から始まる決勝トーナメントでは、今度はテレビを通して国民からのサポートも期待できそうだ。

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