今季のJ2ですでに5勝をあげ、8位につけるなど“違い”を見せているFC岐阜。

大木武監督の下でチームは生まれ変わり、開幕戦で900本以上のパス数をマークしセットプレー時にはトリックプレーを試すなど、見ていて楽しいサッカーを展開している。

そんな岐阜は先週末、ホームでツエーゲン金沢と対戦。

この一戦では38分にフリーキックからDFヘニキにゴールが生まれるのだが、ちょっと珍しい策に出ていた(01:54から)。

38分、ペナルティエリアの少し手前でフリーキックを獲得した岐阜。

これに対して金沢は6人から7人が壁に入ったのだが、なんとその手前に岐阜の選手がさらに壁を作っていた!

3人の選手が膝をつき、小さな壁を作っていたのだ。

コースを開けるため?それともGKの視線を遮るため?その意図は分からないが、あまり見ない形の「奇策」と言えるだろう。

とは言え、岐阜は庄司悦大が蹴ったボールをGK白井裕人が弾き、そのボールをヘニキが押し込んでゴールを奪ってみせた。

このシーンについて、庄司悦は「練習では何本も決めていたので、すごく自信があった」と話しており、ヘニキも「練習の成果が表れたものだと思っています」と話している。セットプレーの練習を相当やりこんでいるようで、この小さな壁にも何かしらの意味があったに違いない。

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