驚異的な身体能力を持ち、セリエAの屈強なDFを相手にしても当たり負けすることなかったFWビクトル・イバルボ。
今年3月、ローン移籍でサガン鳥栖へと加入するも、ここまでゴールをあげることはできなかった。
そんなイバルボは5月31日に行われたJリーグYBCルヴァンカップのグループステージ第7節、ヴァンフォーレ甲府戦に先発。0-1とリードを奪われた24分、待望の移籍後初ゴールをマークする(01:01から)。
新井涼平のパスが流れると、石川啓人がこれをマイボールに。
するとイバルボが一人で持ち込み、いとも簡単に甲府ゴールを陥れた。
良い形でボールを奪った鳥栖であったが、それでもイバルボの前には甲府DFがいた。
しかし、そんなことなどイバルボには関係なかったようだ。ゆったりとしたドリブルから一気にスピードを上げ相手選手を置き去りにすると、左足を振り抜きあっという間にゴール。
イバルボはその身体能力を存分に発揮し、対峙していた選手にも何もさせることなく同点弾を奪ったのだった。
試合後、イバルボは「自分が同点ゴールを決めたことよりも、チームの勝利につながったことが大きいと思う」とコメント。
さらに、「自分だけでチャンスを作ったのではなく、チームメイトと連係してお互いに助け合って、努力して作ったチャンス。そのチャンスの多くに、自分が関わることができたことがうれしい」と続けた。
また、今季トップチームへの昇格を果たした18歳の甲府DF入間川景太はイバルボについて「デカくて速くて強かった」と感想を述べ、「これが身体能力が高くてうまい典型的な外国人のトップクラスの選手だと思った」と話している。