14日、UAE1部リーグのアル・アインは「サンフレッチェ広島から日本代表DF塩谷司を獲得した」と公式発表した。

塩谷司は1988年生まれの28歳。2011年に国士舘大学から水戸ホーリーホックに加入し、2012年にサンフレッチェ広島へと移籍したセンターバックである。

数日前からアル・アインへの移籍が噂されてきたが、それから素早く交渉は進み、14日夜に契約が結ばれることになったようだ。

アル・アインはUAE屈指の強豪チームとして知られており、オーナーはアブダビ皇太子のムハンマド・ビン・ザイード・アル・ナハヤン氏が務めている。

2003年にはAFCチャンピオンズリーグ優勝を果たしており、このタイトルを所有しているUAEのクラブはアル・アインのみである。今季もベスト8に残っており、8月22日にアル・ヒラル(サウジアラビア)との対戦を控える。

現在もUAE最大のスターであるオーマル・アブドゥルラフマンをはじめとして多くの代表選手を抱えており、豊かな戦力を誇る。またJリーグからはアレックス・ブロスク(清水から)、ドウグラス(徳島から)、カイオ(鹿島から)が移籍しており、日本との関係も深い。

しかし、アサモア・ギャンが所属していた2014-15シーズンを最後に国内タイトルから遠ざかっており、今季は4位と低迷しAFCチャンピオンズリーグ出場権も逃している。また、中盤の要の1人である韓国代表MFイ・ミョンジュは、兵役のために今季限りで退団することがほぼ決定している。

センターバックはUAE代表でもレギュラーのコンビであるイスマイール・アハマドとムハンナド・サラームが務めているため、塩谷はサイドかボランチで起用される可能性があるだろう。

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