12月2日、2017年度Jリーグの最終節が行われた。

首位の鹿島アントラーズが勝点71、2位の川崎フロンターレが勝点69。得失点差は大きく川崎が上回る状況でクライマックスを迎えた。

ジュビロ磐田とアウェイで戦う鹿島は、引き分けでは優勝を確実にできない。少なくとも得点を取らなければならない立場だった。

そして、素早く先手を取ってきたのは逆転を狙う川崎フロンターレ。

試合開始からわずか1分という段階で阿部浩之が先制点を決め、リードを奪う。

さらに前半アディショナルタイムにも家長昭博のクロスからエース小林悠がヘディングを決め、大宮アルディージャを突き放した。

加えて60分にも左からのクロスを小林悠が押し込み、スコアは3-0という決定的なものになった。

さらに81分には川崎フロンターレがPKを獲得し、小林悠が中央へ蹴り込む!

一方、鹿島アントラーズはアウェイでジュビロ磐田を相手に苦戦。前半にはセットプレーから植田直通のヘディングが決まったかに思えたが、主審は別の場所でファウルがあったと判定し、ノーゴールに。

その後もなかなかゴールに近づけず、逆に磐田に攻め込まれる場面も多い展開になった。終盤には山本脩斗の決定的なヘディングもあったが、これも枠を外れてしまい…。

結局ジュビロ磐田対鹿島アントラーズは0-0のまま試合終了の時を迎えることに。

これにより、大宮アルディージャを大量得点で破った川崎フロンターレが勝点で鹿島アントラーズを抜き、クラブ史上初となるJリーグ優勝を手にすることになった。

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