『BBC』など各メディアは、「FIFAは、ナイジェリアサッカー連盟に資格停止処分を言い渡さないことを発表した」と報じた。

ナイジェリアサッカー連盟では今年大きな問題が発生していた。

2014年に会長選挙で敗れていたクリス・ギワ氏が、長年の法廷闘争の末に「選挙結果は無効」という判決を勝ち取ったのだ。

昨年規約違反などによって5年間の活動停止処分になっていたギワ氏らのグループは、この判決を受けてサッカー連盟のオフィスを占拠し、アマジュ・ピニック会長を追放した。

しかしながら、FIFAは各国のサッカー協会に『第三者からの干渉』と禁じており、それは裁判所の判決であっても認められない。

FIFAはナイジェリアに対して「20日までにアマジュ・ピニック氏を会長に戻さない限り、資格停止処分を課す」と宣告。そうなれば全ての代表チーム、クラブチームの国際的活動が禁止され、アフリカネイションズカップからも追放されることになる。

これを受けてナイジェリア政府は「アマジュ・ピニック氏のサッカー連盟を唯一のものとして認識している」とFIFAに説明し、それが受け入れられたとのこと。

以前政府の支援を受けていたクリス・ギワ氏であるが、これによってハシゴを外された形となっている。

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