女子サッカー『プレナスなでしこリーグ2部』への昇格を懸けた戦い=『プレナスチャレンジリーグ プレーオフ順位決定戦1~4位』が始まった。

今季の『チャレンジリーグWEST』を制したアンジュヴィオレ広島はその初戦・FC十文字VENTUS戦で先制しながらも、短期決戦に置いて重要な意味を持つ初戦に敗れた。

それでもチームを率いる貞清健一監督は試合後、「自分達がやって来たサッカーは間違っていない」と、手応えを口にしていた。「前で奪う」「引いて構える」2段階のメリハリが効く守備により、リーグ最少失点(15試合12失点)を誇る“堅守”は健在だ。

試合後、そんな堅守と共にチームの持ち味であるサイド攻撃の先端を担うMF赤嶺美月に話を伺った。

【参照記事】『アンジュヴィオレ広島、初戦は惜敗も手応えあり!』

――(チャレンジWEST最終節・セレッソ大阪堺ガールズ戦での)なでしこリーグ・チャレンジリーグ通算100試合出場おめでとうございます。

赤嶺美月(以下省略)「ありがとうございます。でも勝利を飾れずに残念な結果になってしまいました」

――相手の十文字がリーグ最多得点のチーム(15試合で33得点)という事でしたが、どのような準備をされて試合に入られたのですか?

「相手の試合映像をしっかりと見たうえで、監督の分析のもとで選手みんなでミーティングをしてきました。相手はかなり得点力があるチームなので、シュートを遠目から撃って来たり、攻撃に割く人数が多いという認識をしていました。

そこをしっかりと守り切れれば、カウンターだったり速い攻撃を仕掛けることで自分たちにもチャンスはあるな、という話をして試合に入りました」