『BBC』は8日、イングランド代表監督を務めるギャレス・サウスゲイト氏の記者会見の内容を伝えた。

今回のインターナショナルマッチウィークでアメリカ代表との親善試合をウェンブリー・スタジアムで行うイングランド。

その試合では昨年代表を引退したウェイン・ルーニーが1試合のみの限定で招集されており、彼が設立した基金と協力の上でチャリティーキャンペーンが行われる予定となっている。

しかしその一方、貴重な親善試合の機会を過去の選手を表彰するために使うのはどうか、新しい選手を使ったほうが有益なのではないか、という批判もある。

それらに関する質問を受けたサウスゲイト監督は、ルーニーの招集に踏み切った理由は「ポドルスキの引退試合を見たから」だったと答えたという。

ギャレス・サウスゲイト

「ウェインが引退を表明してから、彼とそのイングランドでのキャリアに対するトリビュートについて議論をしてきた。

それは12ヶ月前から始まっていた。我々はウェンブリーでの試合を、敬意を表すためのチャンスとして生かした。

これまでもかつての代表選手を呼び戻してきた。全選手がウェインの貢献を尊重していると思うし、彼は最高の送別を受けるに値する存在だ」

(ルーニーは119capで、今回が120capだ)

「1capを持っている選手よりも、119capを持っている選手のほうが多いのは間違いない。彼は10年以上に渡って出場を重ね、6回の重要な大会に出場し、得点記録も塗り替えた。

彼が成し遂げてきたものに対して、敬意を払うことができるチャンスである。

これによって多くの議論が引き起こされたことは理解しているよ。そしておそらく、それは彼が与えてくれたことを評価する方法なのだ」