『calciomercato』は2日、「ACミランはFWファビオ・ボリーニの価格を1000万ユーロ(およそ12.9億円)に設定した」と報じた。

現在ミランに所属しているボリーニ。本来はストライカーであるが、サイドバックで起用されるなどポジションを失っている状況にある。

その彼を中国の深センFCが獲得しようとしており、個人間では年俸500万ユーロ(およそ6.4億円)の3年契約で合意しているという。

しかし、問題はACミランとの交渉にあるようだ。

深センFCはおよそ750万ユーロの移籍金を提示しているが、ミランは当初1500万ユーロ、値下げに応じて1000万ユーロを要求しているという。

中国では現在一定額以上の移籍金を支払った外国人選手の取引に100%の税金がかかるため、1000万ユーロならば実質2000万ユーロ(およそ25.7億円)が必要になる。深センFCにとっては厳しい交渉になっているようだ。

また、ミランは現在ファイナンシャル・フェアプレー制度違反による罰金や支出制限なども科せられる可能性が高くなっており、安売りできない事情もあるそうだ。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手