7日夜、ガーンジー島沖の海底に沈む飛行機の残骸から引き上げられた遺体が、ナントからカーディフ・シティに移籍する途中だったFWエミリアーノ・サラだということが判明した。

行方不明となってから17日。冷たい海の中で眠っていたサラは、ようやく家族や愛犬の元に帰ることができる。

不慮の事故によって、わずか28歳でこの世を去ることになったエミリアーノ・サラ。彼はどんな選手だったのか。改めて振り返る。

生い立ち

サンタフェで生まれたイタリア系アルゼンチン人のサラ。父親はトラックの運転手として働いており、後にプログレッソに引っ越した。

近隣のクラブであるサン・マルティン・デ・プログレッソでサッカーを始め、15歳でコルドバのプロジェクト・クレセルに移っている。2009年にはポルトガルの下部リーグでプレーしたが、ガールフレンドの問題で帰国を余儀なくされたという。

その後、このプロジェクト・クレセルが提携していたボルドーのBチームに加入した彼は2シーズンで43試合に出場、16ゴールを決める。

オルレアンとニオールへのローン移籍を経験し、3部リーグでゴールを量産した彼はボルドーと契約を延長するも、2014-15シーズンのリーグアンでは結果が出ず。後半戦はカーンに貸し出されてしまう。