『Foroyaa』は20日、「ガンビア代表チームに初めて『バックウェイ・ボーイ』の選手が招集された」と報じた。
『バックウェイ・ボーイ』とはなにか。難民船で国を脱出し、命からがら欧州へと逃れたあと、故郷へと戻ってきた元不法移民のことをいう。
今回ガンビア代表に初めて招集されたのは、イタリア3部のカターニアに所属しているカリファ・マネー。20歳の若きウイングは、欧州での成功を夢見て難民船に乗り込んだという経験を持つ。
Kalifa Manneh compie oggi 20 anni: tutto il Catania rivolge sinceri auguri al centrocampista. https://t.co/azLf5idSJW pic.twitter.com/KxSCtblxeG
— Calcio Catania (@Catania) 2018年9月2日
人身売買業者に金を支払い、バスでリビアのトリポリまで単身移動し、小さなボートで地中海を渡ったそう。
危険な航海を経て彼はイタリアのランペトゥーザ島にたどり着き、同伴者がいない未成年難民のための支援組織AccoglieReteに保護されたという。
スポーツ面での能力を評価されたマネーは、2016年にカターニアのユースチームに紹介されて加入。次年度には早くもトップチームに昇格し、今季はウイングとしてレギュラーを獲得した。
カリファ・マネーは「僕はロビーニョのプレーが好きだ」と語っているとのことだが、ウイングに加えてサイドバックまでこなすという選手。
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命からがらたどり着いたイタリアでサッカー選手としての成功を手にし始めているカリファ・マネー。今回の代表チームでどんなプレーを見せるのか注目されている。
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