『The Moscow Times』は1日、「ロシアのバンド、プッシー・ライオットのメンバー2名がスウェーデンに亡命した」と報じた。

プッシー・ライオットはロシアの首都モスクワを本拠地として活動しているパンクロックバンド。

プーチン大統領率いる政府に反対の姿勢を示しており、マスクなどを被ってゲリラ的なパフォーマンスを行うことで知られている。

2018年に行われたロシア・ワールドカップでは、フランス対クロアチアの決勝戦の終盤にスタンドからピッチに乱入するという抗議活動を敢行。デヤン・ロヴレンに激怒されるという事件も話題になった。

また、試合後にはメンバーが病院に運ばれるというニュースがあり、プッシー・ライオット側は「当局から毒物を盛られた」と訴えていた。

そして今回、プッシー・ライオットのメンバーであるルジーネ・ジャニャンとアレクセイ・クネドリャコフスキの夫婦がスウェーデンへの亡命許可を受けたとのことだ。

彼らは2017年にも夫婦と子供二名について亡命を申請していたが、昨年12月に一旦却下されていた。

しかし火曜日にスウェーデン移民裁判所に控訴し、今回は亡命の申請が認められることになったという。

彼らは「ロシアで起こっていることを考えると、安全が保証されている場所で私の子どもたちが成長できることをとてもうれしく思う」と話し、国外に脱出できたことを喜んだそうだ。

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この二名はロシアW杯の抗議活動には関わっていないが、アレクセイは2016年にロシア連邦保安庁長官の銅像に十字架をかけたことで投獄された経験を持っている。

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