決勝トーナメントの戦いが始まったFIFA女子ワールドカップ。

なでしこジャパンとも戦ったイングランドはラウンド16でカメルーンを3-0で撃破した。ただ、中国と北朝鮮の審判団が裁いたこの試合では物議を醸すシーンが続出した。

カメルーンは味方のバックパスをGKが手で触ったと判定され、その間接フリーキックを叩き込まれて失点。その際、物議を醸す出来事があった(動画10秒~)。

(動画再生はYoutube上で)

微妙なプレーをバックパスと判定されたカメルーンDFオーギュスティーヌ・エジャンゲ。その直後、そばにいたイングランドFWトニ・ダガンの腕に唾を吐きかけるような形になったのだ。

ダガンはそれを主審に見せてアピールしている(上記動画19秒)。

映像で見ても意図的に吐きかけたのかは分からない。

ただ、カメルーン選手のいくつかの振る舞いについて、イングランド側は不満に感じているようだ。

結果的に不利になる判定が多かったカメルーンは2-0となった直後にはキックオフを拒否するような場面があったほか、選手が主審を突き飛ばすようなシーンも

『BBC』によれば、イングランドのフィル・ネヴィル監督はカメルーンに苦言を呈していたという。

フィル・ネヴィル(イングランド女子代表監督)

「正直に言えば、フットボールのようには思えなかった。

いい勝利だし、いいプレーをした…だが、フットボールではなかったと言わなければいけない。

振る舞いと見たかったものという点でいえば、ワールドカップのラウンド16(という試合)ではなかった。

この試合は世界中の人々が見る。自分はそれをエンジョイしたとは言えない。選手たちもそうだ。

ハーフタイムに彼女たちは(カメルーン側の)行動に混乱していた」

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