このところはサッカーがビジネス色を強くしており、選手を獲得する際にも「コストパフォーマンス」が重視されることが多い。

安く買って、高く売ることが基本。あまりにも高額な投資をしても、うまく機能しなければ売値が安くなってしまい、クラブに打撃を与えてしまう。

かつてマンチェスター・ユナイテッドもそれがうまくやれていた。多くのの選手を発掘し、黄金期に経営規模をどんどん拡大していったのだが…。

『Planet Football』から、マンチェスター・ユナイテッドが非常にうまく獲得に成功した選手たち9名を特集しよう。

チチャリート

獲得額:600万ポンド(およそ8.7億円)

「チチャリート」ことハビエル・エルナンデス。もし2010年のワールドカップが終わったあとに取引していたら、こんな額では済まなかったはずだ。

チーバス・グアダラハラでの活躍を受けてユナイテッドは4月の段階で契約をまとめた。その後のワールドカップで4ゴールを決めたチチャリートを、あまりにも安い価格で手に入れることができた。

オールド・トラッフォードで彼は主役になったわけではないが、ファーストチームの貴重な「スーパーサブ」として仕上げの働きをした。あの立場で4シーズンで59得点は驚異的である。