日本代表も招待されていた今夏のコパ・アメリカで優勝を果たしたブラジル代表。だが、それ以降の親善試合ではひとつも勝てていない(3分1敗)。

今月シンガポールで行ったセネガル、ナイジェリアとのフレンドリーマッチもいずれも1-1のドローに終わっている。

そうした中、監督や選手たちからはマッチメイクに対する不満の声が漏れ始めてきたようだ。

試合後、キャプテンのダニエル・アウヴェスやフィリペ・コウチーニョは、長距離の移動や熱すぎる気候、ピッチのコンディション不良を嘆いていた。

また、『Lance』によれば、チッチ監督も、「Pitchはセレソンへの敬意が欠けている」と苦言を呈していたという。Pitchはブラジル代表の親善試合の権利を保有する企業。

世界的なスターを擁するセレソンには世界的な需要がある。そのため地元での試合開催は稀で、外貨獲得のためにシンガポール、日本、中東などでフレンドリーマッチが組まれてきた。

ただ、準備期間もほぼないようなマッチメイクには現場から不満が漏れているようだ。アウヴェスや指揮官は、CBF(ブラジルサッカー連盟)の代表チームについての扱い方に不満を感じているという。

ただ、CBFとPitchとの契約は2022年まで。今後も中東での試合が組まれており、すぐに変化が起きるような兆候はないという。

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