新型コロナウイルスの流行により、経済的な打撃を受けている世界中のスポーツチームたち。

バルセロナは日給の7割をカットする提案をしたが、選手たちから断られたと伝えられている。

一方、レアル・マドリーは選手や従業員たちの給与カットをするつもりはないという。『AS』がその理由を伝えている。

レアルはフロレンティーノ・ペレス氏が会長に復帰した2009年からの10年間で、3.24億ユーロ(390億円)もの純利益を積み上げてきた。

ECA(欧州クラブ協会)は、クラブの総給与額が営業利益の7割を超えないことを推奨している。800人以上を雇用しているレアルだが、2018-19シーズンの効率比は52パーセント。これは素晴らしい値だそう。

営業利益が7.57億ユーロ(912億円)、総賃金は3.94億ユーロ(474億円)。そのなかでトップチームの選手・スタッフの給与は、2.83億ユーロ(341億円)だ。

潤沢な資金を保持していることから、この状況でも給与カットを行う必要がないというわけだ。

一方、バルサの選手・スタッフの給与総額は4.27億ユーロ(514億円)。効率比は68パーセントに上昇している。

レアルの最高年俸はセルヒオ・ラモスとギャレス・ベイルの1450万ユーロ(17.4億円)だが、バルサのリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリーズマンはそれを超える金額だそう。

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