ペップ・グアルディオラとルイス・エンリケ体制のもとで欧州3冠を成し遂げたバルセロナ。

ただ、2013年に招聘されたアルゼンチン人のヘラルド・“タタ”マルティノ監督は1年でチームを去っている。その2013-14シーズンはスーペルコパこそ勝ち取ったものの、それ以外のタイトルはなかった。

『Marca』によれば、マルティノ氏はバルサ時代は最悪だったと振り返ったそう。

タタ・マルティノ(現メキシコ代表監督)

「結果という観点では、悪い年ではなかった。我々はトロフィーを勝ちとったし、(コパ・デル・レイ)決勝にも進出した。

だが、バルセロナにとって大事なのは、勝ちとったトロフィーの数だ。

自分のキャリアで最悪の年だったと言える。監督としての私の貢献はチームマネージメントに終始したからだ。

私のマネージメントは短命だったという疑問があるが、カンプ・ノウでレアル・マドリーに2-1で勝った試合が鍵だったと思う。

我々はスペースに走り込んで2点目を奪った。もし(つなぐスタイルの)バルサがスペースに走り込む場合、それは何かが足りなかったからだ。

だが、私はチームに加えられるものがあると思っていた。選手が走るチャンスを否定するものではないと。

スピードはバルセロナをより完全なものにしていた。相手が(ポゼッションを)支配している時には、引き籠ってからスペースへのカウンターができるからさ。

翌シーズンにルイス・エンリケのもとでやったのがそれだ」

バルサによりダイレクトなプレーを導入させようとしていたマルティノ。

彼が言及したクラシコでレアルを仕留めた電光石火のカウンターがこれだ(以下動画3分23秒~)。

ネイマールからアレクシス・サンチェスの神ループ!確かに、まるでレアルのようなカウンターぶりだ。ダニ・アウヴェスがクリスティアーノ・ロナウドをあざ笑った圧巻テクニックも必見(4分15秒~)。

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マルティノとしては、自分がやりたかったことをエンリケにやられてしまったという悔しさもあるのだろうか。

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