ドルトムントでゴールを量産しているノルウェー代表FWアーリン・ホーラン。

19歳の怪物ストライカーは直近のデュッセルドルフ戦でもチームを救う劇的ゴールを叩き込んでいる(以下動画4分48秒~)。

まさに頼れるエース!これで19歳とは末恐ろしい…。

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昨年ノルウェーのフル代表にデビューしたホーランだが、生まれはイギリスだ。父アルフ=インゲがプレーしていたリーズの地で2000年に生まれている。

英国国籍も持っていた彼をイングランド代表に招集できなかったのかという声もあるようだ。ただ、『Independent』によれば、ギャレス・サウスゲイト監督はその可能性はありえなかったと述べたそう。

ギャレス・サウスゲイト(イングランド代表監督)

「(彼が)若い年齢だった当時、私が注目していなかっただろうことは確かだ。

彼がトップチームでやり始めた時、すでにノルウェーのユースシステム(各世代代表)にほぼ全て参加していたからね。

我々は早い段階でリクルートするが、まだヨークシャーにいた頃の彼に躍起にならなかったことは確かだ。

常にこのようなケースを注視するようにしているが、彼の場合はかなり早い段階からノルウェーが“縛っていた”と思う。

彼のような選手たちは自分たちがどこ(の代表)でプレーしたいかも明確だ。

彼は自分がいまプレーしている国への忠誠を感じている。そのことは常に尊重しているよ」

「(イングランドには他国代表でプレー可能な若手も多いが)

100%難しい問題だ。それほど深く調べる必要はないが、ユースチームにいる70%以上の選手が複数の国(二重国籍)でプレーできる可能性があるだろう。

歴史的には他のイギリス連邦国だったが、今ではアフリカやカリブ海諸国、他の欧州国でプレーできる資格を持つものも多い。

世界がより一過性なものになったことで、我々はその競争にすぐに直面する。だから、間違いなく意識はしているよ」

若年層の時点でノルウェーとのつながりが強かったため、ホーランをイングランド代表に呼ぶことは現実的ではなかったと考えているようだ。

そのうえで、二重国籍の選手の代表選択を巡る争奪戦は激化しているとも。

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