新型コロナウイルスの影響によって数カ月間試合が開催されなくなり、大きな経済的打撃を受けたサッカー界。

今回イングランド・プレミアリーグのアーセナルはなんと「55名の従業員を解雇することにした」と公式発表した。

アーセナルのフットボール部門長ラウル・サンジェイとマネージングディレクターのヴィナイ・ヴェンカテシャムは以下のような声明を公開している。

「ここ数年、クラブを前進させるためにいつも追加のスタッフに投資をしてきたが、予想される収入の減少を念頭に置き、持続可能で責任ある運営を確実にするためにはコストを削減する必要がある。それはチームへの投資を継続するためにだ。

我々の目標は可能な限り我々の従業員と基本給を保護することだったが、残念ながら55名の解雇を提案しなければならなくなった」

『Mirror』によれば、なんとその55名の中には長きに渡ってアーセナルでスカウトを務めてきたフランシス・カギガオも含まれているという。

フランシス・カギガオは1969年生まれの50歳で、アーセナルの下部組織に所属していた元サッカー選手。1988年にはバルセロナのBチームに加入し、スペインでも選手としてプレーしている。

怪我のために29歳で引退した後はスカウトとなり、アーセナルで20年以上に渡ってスカウティングを担当。3ヶ国語を喋るという語学力を生かし、欧州と南米で才能を発掘していた。

これまで彼が引っ張ってきた選手はローレン・エタメ・マイヤー、セスク・ファブレガス、ホセ・アントニオ・レジェス、サンティ・カソルラ、ナチョ・モンレアル、ミケル・アルテタ、エミリアーノ・マルティネス、ロビン・ファン・ペルシー、エクトル・ベジェリンら。

近年ではガブリエウ・マルティネリやウィリアン・サリバの獲得にも関与しており、その手腕には高い評価が与えられていた。

マルティネリはブラジル4部にいた10代の選手だったが、加入からすぐに力を発揮。チェルシー戦でも素晴らしいゴールを決めた。

これこそスカウティングの勝利といった補強だったが…。

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アーセナルの従業員は590名であるため、その1割に近い数を削減することになる。当然重要なポストについていた人物もそれに含まれていくはずだ。