かつてマンチェスター・ユナイテッドで長くプレーしたセルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチ。強靭なフィジカルと激しいプレーで知られたセンターバックだった。
そんなヴィディッチについて語ったのが、かつてのイングランド代表FWダレン・ベント。『Talksport』で「これまで対戦した中で最も厳しかった相手」を聞かれると、以下のように話したとか。
ダレン・ベント
「一番厳しかった相手はヴィディッチだよ。速く、ためらいもない男だ。恐ろしかった。とても鋭いヤツだ。
5センチの長いスタッドを使っていてね。正直に言って、アキレス腱やふくらはぎがやられる。
ところが、何が面白いって…彼はいつも膝のようなもので背中を蹴ったり、ふくらはぎを蹴ったりするたびに『ごめんよベント、すまない』と謝ってくるんだ。4回もやった後にね!
しかし、彼は本当にいい選手だったね。彼とリオ・ファーディナンドはすばらしいパートナーだった。
ただ、遥かにヴィディッチは怖かったね。とてもアグレッシブな選手だった」
2014年にインテルへと移籍する際にはこのようなお別れセレモニーも行なわれたヴィディッチ。仲間には非常に愛され、敵には非常に恐れられる選手であった。
オールド・トラッフォードに響くチャントが非常に壮観…。
ちなみに引退後ヴィディッチはUEFAのProコーチングライセンスを取得しているものの指導者にはなっておらず、マンチェスター・ユナイテッドのプロモーターとしてしばしば仕事をしている。
【関連記事】レジェンドが査定!「プレミアリーグ史上最強の闘将トップ10」
先日はユナイテッドのフットボールディレクターになるのではないか?という噂もあったが、実現には至っていない。