現在、J2で得点を量産している男がいる。栃木SCのDF柳育崇だ。

専修大からアルビレックス新潟シンガポールを経て、2018年に逆輸入の形でアルビレックス新潟へ加入。しかし、2019シーズンはJ2出場1試合と出場機会に恵まれていなかった。

2020シーズン、栃木SCへ期限付き移籍で加入するとプロ初ゴールを含めて5ゴールと活躍している。そのゴールはほとんどがヘディングによるものだ。

柳のポジションはセンターバック、DFだ。闘莉王らの系譜を継ぐ選手の誕生は喜ばしいことだが、もっと驚くべきはその出場記録だ。

何と途中出場が主で、これまで試合の途中から出た試合は10試合、そして4ゴールをあげている。出場時間に至ってはわずか23分である。

ほとんどの出場時間はわずか「1分」スーパーサブ中のスーパーサブがここまで結果を出し続けているのだ。

9月に入ってからは特にその数字はすさまじく途中出場の4試合14分で3ゴール、そしてついに27日の町田戦で“先発”出場をすると今季5得点目をあげている。

実は専修大時代はFWも務めていたことがあり得点感覚はもともと持ち合わせていたと言えるだろうが、ここまでの量産はなかなかない。


8月のプロ初ゴールでは無邪気に喜びを表現した柳。現在3試合連続でゴール中だ。

インタビューでは常に「チームの勝利」を強調する男は、30日に行われる絶好調・アビスパ福岡とのアウェイゲームでもきっと何かやってくれるに違いない。

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手