逆転で昨季のラ・リーガを制したレアル・マドリー。開幕4試合を3勝1分で発進した今季も暫定ながら首位に立っている。

そうしたなか、『AS』はジネディーヌ・ジダン監督がディエゴ・シメオネになりつつあるとの特集を伝えた。

ジダンは守備でソリッドなチームを作り上げつつ、得点を効果的に勝点につなげているとのこと。

得点源だったクリスティアーノ・ロナウドの穴が埋まらないなか、ジダンは少ないリソースで勝点を獲得するチームに仕上げることにこぎ着けたという。

昨季のレアルは総得点70で勝点84を獲得。単純計算すると、1ゴールにつき、勝点1.24を得ていることになる。

これはここ10年間のチームで最も効率的な値だそう。例えば、総得点121で勝点100を獲得した2011-12シーズンは、1得点ごとの平均勝点は0.83だった。

1.24という値を上回ったのは、ラファ・ベニテスが率いた2001-02シーズンのリーガ王者であるバレンシア(1.47、38試合で51得点)だけだそう。

なお、レアル時代のジョゼ・モウリーニョは総得点326で勝点277を獲得(0.85)、カルロ・アンチェロッティは222得点で勝点179(0.81)。ジダンも第一次体制では0.8という値だったが、2019年の監督復帰後は1以上に上昇している。ロナウドが去った後は守備を整備しつつ、効率性を高めてきたようだ。

レバンテを0-2で撃破した直近の試合もこんな必殺カウンターからゴールを奪っている。

カリム・ベンゼマの冷酷さが光る…。

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今月末に行われるエル・クラシコではどんな戦いが展開されるのか楽しみだ。

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