10月4日にアリアンツ・スタジアムで行われるはずだったユヴェントス対ナポリは、最終的に開催することができなくなっていた。
その理由は、試合の直前にナポリのピオトル・ジエリニスキとエリフ・エルマスに新型コロナウイルス陽性反応が出てしまい、地元当局からチーム全員の自己隔離が命令されたためだった。
この試合はDAZNで放送予定であったが、その時間には混乱するアリアンツ・スタジアムの様子が映し出されていた。
結局試合は中止されることになったが、改めてスケジューリングされるのか、それとも没収されるのかが注目されていた。
そして今回イタリア・セリエAの懲戒委員会が開催され、その結果「ナポリには試合を放棄した選択を正当化する十分な理由がない」と判断されたという。
当局からはたしかに自己隔離命令が出ていたものの、日曜日に行われる予定だった試合まで完全に隔離しなければならない状態にはなかったとのこと。なお、ナポリは隔離が始まった時点で飛行機もホテルもキャンセルしていたそう。
つまりはナポリに「過失があった」という見方となり、試合を放棄したということで0-3の敗北扱い、さらに1ポイントの勝点を没収されることになった。
セリエAのプロトコルでは、チームに少なくともGK1名を含めた13名以上がいる場合、試合を行う義務があるとされているためだ。
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なお、メディアによればナポリは現在この判断に上訴することを検討しているとのこと。