サッカークラブの成功は多くの場合、経済的な失敗をせず、移籍マーケットでいい人材を手に入れることだ。ピッチ内での戦術のみでもたらされるものは多くない。

したがって逆に、この選手を売ってしまうべきではなかった…ということも致命的なミスになる。今回は『ビッグクラブが「売ったことを後悔した」6名』という『Planet Football』の記事を紹介する。

エリック・カントナ

移籍:リーズ→マンチェスター・ユナイテッド

ニームでプレーしていたエリック・カントナ。リヴァプールに断られ、シェフィールド・ウェンズデイでの練習参加から正式契約に至らず、1992年1月にリーズ・ユナイテッドへと加入した。それから半年後にはリーグ優勝を果たし、チャリティー・シールドを制覇した。しかし1年後にはウィルキンソン監督によってチームから外される。「彼は鼠径部の緊張を持っている」と説明されたが、カントナはそれに激怒。練習を拒否して退団要求を突きつけた。

ウィルキンソン氏は「エリック・カントナは好きなときに好きなことをする男だ。そしてそれから失敗する」と話し、両者は喧嘩別れとなった。

ただそれからマンチェスター・ユナイテッドに加入したエリック・カントナは、名門チームを複数回のタイトルに導き、俳優になるために突如スパイクを脱ぎ、伝説となった。