11月25日に別荘で心臓発作のため死去した元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏。
昨年からヒムナシア・ラ・プラタの監督として仕事を行ってきたものの、11月2日に入院し、慢性硬膜下血腫の手術を受けた。
その後体調は回復したと伝えられたものの、25日に体調が急速に悪化してそのまま死去。アルゼンチン政府の計らいによって盛大なセレモニーが行われ、遺体が埋葬された。
【動画】ここがマラドーナの終の棲家になった。正しい治療が行われていたかが議論されている
奔放な生活を行っていたことで知られるマラドーナであるため、死亡時にはアルコールや違法薬物の摂取も噂された。
しかし『Mirror』によれば、死後に実施された検査でアルコールや違法薬物に関してはまったく検出されていなかったという。
一方、血中からはクエチアピン(向精神薬)、ベンラガキシン(抗うつ薬)、レベチラセタム(抗てんかん薬)などの処方を受けていたことが明らかになっているそうだ。
マラドーナ氏は死去時に急性尿細管壊死という腎臓の障害に苦しんでいたことも湿られており、それによって心臓発作が引き起こされた可能性もあるとのこと。
死去時のマラドーナ氏の心臓は重さが503グラムになるまで肥大しており、これは同年代の男性のおよそ2倍になっていた。
マラドーナ氏の死去に関しては「基準に合致した医療を受けられていなかった」という訴えも起こされており、州の検察官による調査が進められている。
主治医であったレオポルド・ルケ氏や精神科医アグスティナ・コサチョフ氏の事務所、また複数の目撃者も家宅捜索を受けているとのことで、まだまだマラドーナ氏の死による問題は続きそうだ。