フランス・リーグアンのパリ・サンジェルマンは29日、「トーマス・トゥヘル監督を解任した」と公式発表した。
先日からメディアでは「すでにトゥヘル監督は解任されている」と伝えられてきたが、その情報が公式に認められた格好だ。
Communiqué du club
— Paris Saint-Germain (@PSG_inside) December 29, 2020
トーマス・トゥヘル監督は2018年の夏にパリ・サンジェルマンと2年契約を結び、初年度からリーグアンを制覇した。
さらに2019-20シーズンは新型コロナウイルスで短縮されたリーグアンとクプ・ドゥ・フランス、クプ・ドゥ・ラ・リーグの国内三冠を達成。チャンピオンズリーグでも決勝まで進出し、2位という結果を残した。
しかしながら、今季はハードスケジュールの影響もあって怪我人が多く、リーグアンでは17試合を戦ってすでに4敗とスタートダッシュに失敗していた。
またクラブの首脳陣との対立も明らかになっており、とくにスポーツディレクターを務めているレオナルド氏との意見の相違が大きかったという。
トゥヘル監督は先日のインタビューで「政治的な動きが多くサッカー面に集中できない」という点に不満も述べていた。
【写真】PSGで活躍した、ブラジル出身の「テクニシャン」5人
なお、すでにPSGはクラブのOBでもあるマウリシオ・ポチェッティーノ氏の招聘に動いていると伝えられる。