イタリアで1920年代から40年代にかけて活動した共和ファシスト党の党首ベニート・ムッソリーニ氏の曾孫が、サッカー選手としてラツィオと契約したという。
ロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニという選手は今年18歳になるDFで、ローマにある英語学校で学びつつ、ラツィオのユースでプレーしていたそう。
そして今回クラブとのプロ契約を結び、U-18のチームに加わることが決まったそうだ。ポジションは右サイドバックであるという。
血筋についていえば、ベニート・ムッソリーニと妻ラケーレの三男であるロマーノ・ムッソリーニの孫に当たるのがこのロマーノ・フロリアーニ。
ロマーノ・ムッソリーニは政治家ではなく幼少期から音楽を学びジャズピアニストとして活躍したミュージシャン。
そのロマーノ・フロリアーニは女優のソフィア・ローレンの妹であるアンナ・マリア・シコローネと結婚し、二人の娘エリザベッタとアレッサンドラを授かった。
そして、その次女アレッサンドラ・ムッソリーニ(芸能活動を行った後で政治家に転身した)の息子に当たるのが、ロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニである。
ラツィオのユースコーチであるマウロ・ビアンケッシ氏は「彼は2年間プレーしていなくても文句を言うことがない謙虚な少年だ。面倒な名前?重要なのはプレーに値するかどうかだけだ」と『La Republica』に語ったそうだ。
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ただ、ラツィオはもともと極右思想を持つサポーターが多いとも言われているクラブであり、柄の悪いファンに影響を与えてしまうのではないか…という点が懸念もされているとか。