2019年の夏にチェルシーから1億ユーロ(およそ126.4億円)の移籍金でレアル・マドリーへとやってきたエデン・アザール。
しかしそれから1年半の間で35試合しかプレーしておらず、10回もの怪我を繰り返している。先日も筋肉の損傷で3~5週間の離脱となった。
『Nieuwsblad』によれば、ベルギー代表でドクターを務めているクリストフ・サス氏が以下のように話し、アザールの状態はかなり慢性化していると指摘したそうだ。
クリストフ・サス
「我々はさらなる情報を待っているが、同時に心配している。
デニス・プラートやドリース・メルテンス、ケヴィン・デ・ブライネらのような選手の怪我は心配するほどのものではない。EURO2020に向けては、いい休憩にもなるだろう。
彼らは再びスタートできるが、エデン・アザールは違っている。
あれは慢性的な怪我の再発であり、最終的にすべてが間違った方向に進む。
最初は足首の問題だったが、直近の3回の怪我は筋肉の損傷だ。エデンは悪循環に陥っており、それから抜け出すのは容易ではない。
他のエリートアスリートと同様に、彼の筋肉群は正しい形でトレーニングすることが必要だ。
サッカー選手はそれを使って蹴り、曲がり、ジャンプする。そのすべてを高速に行う必要がある。リハビリは遥かに困難になる。体調が良ければ健康を維持するための選択肢は増えていくのだが。
状況は我々にとって複雑ではないが、彼はこの行き止まりから抜け出さなければならない」
デ・ブライネらの怪我とは全く違うもので、アザールの場合は連続した慢性的な怪我の再発であり、適切なトレーニングが必要になる…とのこと。