先日マンチェスター・ユナイテッドから獲得したロメル・ルカクの移籍金が未払いとなっていると伝えられたインテル。
パフォーマンス関連のボーナス190万ユーロ(およそ2.5億円)の支払いが遅れたことにより、『未払いとなった移籍金があった場合、即座に残りのすべてを支払う義務が生まれる』という条項が活性化されるというレポートだった。
それによってインテルには5000万ユーロ(およそ64.5億円)ほどの支払い義務が生まれ、ユナイテッドはその代わりにラウタロ・マルティネスかミラン・シュクリニアルの譲渡を要求した…という報道もあった。
一方、『La Repubblica』のフランコ・ヴァンニ氏はTwitterでその状況を否定した。
ルカクの移籍金支払いのタイミングについてもパンデミック中に再交渉が行われていたそうで、その結果期限が今年7月まで延長されているとか。その代わりにボーナスの190万ユーロは前倒しで支払われたとも。
またアシュラフ・ハキミの移籍金1000万ユーロ(およそ12.9億円)が未払いになっている件についても、レアル・マドリー側がそれを了承しているという。
さらに『La Repubblica』によれば、インテルのオーナーである蘇寧グループは現在ようやく1月分の給与を支払う準備を整えたとのことで、3月半ばには選手やスタッフの未払い分を解消できるそうだ。
経営危機が囁かれているインテルであるが、その中身の情報については錯綜している。今後の状況を見ていくしかなさそうだ。