―ファントークンの発行以前から想定していたことは何かありますか。
特に何かを想定していたということではないのですが、1つの想定外の動きが、投資家の方々がクラブのファントークンを買っていただいて、そこから試合を見ていただいたり、所属選手のことを知っていただいたり、投資家の方々がある種ファンになっていくようなユーザー行動が見られました。そこに関しては当初想定していなかったです。
そういった意味では、純粋に投資としてトークンを買っていただいた方々が、どんどんファンエンゲージメントに引き込まれていくというのが非常に新鮮な体験だったと思っています。
―実際にそのような方がSNSで発信したりメールを送ってきたりといったことはあったのですか。
主にSNSでの反応を見ての感想です。
🐥⚽️ $STV ファントークンホールダーによって選出された罰ゲームをかけて、 #シントトロイデン 所属4選手(カウフリーズ選手、ラヴァレー 選手、ナゾン選手、ブアトゥ選手)がクロスバー当てにチャレンジ! pic.twitter.com/F91XRM4eNc
— シント=トロイデンVV 第33節🆚ゲンク🗓4月11日(日)20時30分 キックオフ⚽️ (@STVV_JP) February 19, 2021
ファントークンを発行したことによる周囲からの反応
―次に発行したことにより周囲からの反応を伺いたいのですが、やはり投資家からというのが一番大きかったのでしょうか。
投資家というより、まず一義的にはファンに向けて発行しているので、国内外問わずファンや選手のSNSをフォロワーが、トークンを買って投票イベントに参加していただいているというのが、ファーストインプレッションとしてはポジティブだったかなと思っています。
ただ一方で、投資方の方々もトークンを買ったことによって、チームのことを知っていただいたり、どんな選手がいるのかフォローしていただいたりというような行動があるので、投資家の方にとってもトークンを買うだけではなく、ある種によってエンゲージメントが生まれていくような設計になっているので、そういった点もクラブとしてはポジティブにとらえています。
―選手などクラブの中でファントークンを買った人はいますか。
STVVのクラブではどうやらいないようですが、広報から聞いた話では、フランス語圏の選手たちがクロスバーチャレンジの罰ゲームでディミトリー・ラヴァレー選手が参加して、彼の友人がトークンを買っていました。
そういう意味では所属選手を通じてトークンにエンゲージしていただいたというような行動も見られました。