2日に行われる予定であったマンチェスター・ユナイテッド対リヴァプールの試合は、ファンが激しい抗議活動を行ったことにより開催中止となった。
スタジアム周辺には何千人のファンが集結。オールド・トラッフォードの周囲は警官隊が取り囲んだものの、その障壁を突破した200人あまりの暴徒がスタジアム内に乱入していった。
そして暴徒の一人は放送を準備していた『Sky Sports』のブースに向けて発炎筒を投げ込み、テレビスタッフの近くに落下していた。
【動画】スタジアム内に侵入したマンチェスター・ユナイテッドのファン。発炎筒が放送ブースを直撃する瞬間が撮影
『Daily Mail』によれば、『Sky』の解説者を務めているグレアム・スーネス氏は以下のように話したという。
グレアム・スーネス
「誰かがスタンドの高い位置まで発炎筒を投げ込んだ。我々関係者の一人に当たっていた場合、誰かが病院行きになったかもしれない。
誰かがスタンドにビールのボトルを投げていた。人がいるところであったならば、誰かが殺されていたかもしれない。
カーディフではかつて子供が発炎筒によって殺されたことがある。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターを全員批判しているわけではないが、これらの行動を過小評価することはできない。
その発炎筒は誰かの人生を変えたかもしれない。我々は『サポーターの抗議している内容は正しい』と言っているが、一人のバカが誰かを殺した可能性があるのだ」
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