今回のEUROで優勝候補に挙げらているフランス代表。ただ、キリアン・エムバペとオリヴィエ・ジルーに不仲説が浮上している。
ジルーがブルガリア戦後に「走ってもボールが出てこないことがある。僕らはもっとうまくやれたはず」と発言したことにエムバペが腹を立てたというのだ。
そうした中、エムバペ本人がこの件に言及。『RMC Sport』によれば、エムバペはジルーの発言に少し影響されたことを認めつつ、2人で話し合ったことを明かしたそう。
キリアン・エムバペ
「誰もが起きたことを知っている。僕も少し影響を受けたけれど、大事にするつもりはなかった。
僕らはフランスを代表するためにここにいる。フランスが一番大事だ。僕らには共通の目標がある。同じ目標に焦点を合わせているよ。
彼が言ったことはそれ以上は気にならなかった。僕もFWだし、感情がある。彼も話すときは感情を表現する。
ロッカールームで彼のゴールを祝福した時、彼は僕に何も言わなかった。その後、メディアでそれ(あの発言)を見つけた。
それは彼が言った以上のことだった。彼は何も悪いことは言っていない。彼はストライカーだし、得点を決めたい。
僕が誰かに言いたいことがあるなら、ロッカールーム内で言うだろう。でも、これは問題じゃない。些細なことさ」
また、ネイマールやカリム・ベンゼマと比べて、ジルーへのパスが少ない点を質問されると、こう説明したとのこと。
キリアン・エムバペ
「どういう意味だい?彼らは全く違う選手たちさ。
ネイマールは1試合で150回ボールタッチをする。ベンゼマなら80回。オリヴィエはもっと少ないタイプだ。
僕がベンゼマやネイマール、オリヴィエに出したパスの数を比較すれば、オリヴィエへのパスが少ないのは確かさ。
だが、それは僕がオリヴィエを見ていないということではない。タイプが違う。
ベンゼマはボールタッチのためにゴールから40メートルほど降りてくる。一方、ジルーはラストボールに備えるためにボックス内に留まることを好む。
あなたは僕がジルーにパスしたくないと暗に言っている。僕が言っているのは彼らはタイプが違うということさ」
「(ジルーとは)緊迫感はないよ!」と不和説を否定したエムバペは最後にはいつもの笑顔を取り戻していたそう。