イタリアに敗れてEURO2020で準優勝に終わったイングランド代表。
PK戦で失敗した3選手に対する人種差別的な投稿が問題になっている。そうしたなか、ジョゼ・モウリーニョ監督は『talkSPORT』でこう指摘していたそう。
ジョゼ・モウリーニョ(ローマ監督)
「(19歳の)ブカヨ・サカは国の運命を背負っていた。子供に全てを背負わせるのはやりすぎだ。
ただ、その問いをギャレス(サウスゲイト監督)にすべきか否かは分からない。そこにいるべき選手がいないことが多いからだ。
そこにいるべき(PKを蹴るべき)選手たちがその責任から逃げる。
ギャレスはとても正直な男だし、かばってくれる監督なので、あの選手は逃げたとか、あの選手は準備できていなかったなどと言うとは思えない。
今回のケースは分からないが、素晴らしいPKキッカーであるか否かは重要ではないと思う。
あの状況でラヒーム・スターリングはどこにいた?ジョン・ストーンズは?ルーク・ショウは?
(PK戦前に交代で下がった)ジョーダン・ヘンダーソンやカイル・ウォーカーはなぜピッチに残らなかったのか。
投入されたばかりのマーカス・ラッシュフォードやジェイドン・サンチョがファーストタッチでPKを蹴るのは非常に難しい。それが現実だ」
19歳のサカに全てを背負わせるのは酷であり、PK戦直前で投入されたラッシュフォードとサンチョにとっても難しかったと擁護していたようだ。
そのうえで、蹴るべき選手が蹴らなかった点、ベテランを交代させてしまった点を指摘していたようだ。
【動画】19歳で5人目を蹴る勇気…サカ、無念だったPK失敗シーン
イングランドはハリー・ケイン、ハリー・マグワイア、ラッシュフォード、サンチョ、サカの順でPKを蹴ったが、サウスゲイト監督は全て自分が決めたと説明している。
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