日本円で30兆円を超える債務を抱えている中国の「恒大集団」。同社が保有する広州(旧広州恒大)もチーム解体の危機にある。

『網易体育』によれば、広州は9月23日にチームを再編成する予定だったが、それを3度延期している状態だという。広州市がチームの給与を支援することはできないとも。

すでに今年に入って江蘇がクラブ解散になったが、広州が中国リーグから撤退となった場合は致命的になると指摘されている。

著名なスポーツ評論家だというリュウ・ジェンホン氏は「恒大は中国サッカー唯一の輝き、今後20年間に希望はない」と述べたそう。

リュウ・ジェンホン

「長きに渡って、恒大のサッカーは中国サッカーで唯一の見どころだった。中国サッカーにとっての旗じるしでもあった。

だが、恒大のサッカーだけでは中国サッカーは救えない。

12億という恒大サッカースクールのコストを見た時、恒大はそんなサッカースクールを作るのではなく、広東省に多くのサッカースクールを作るべきだと思った。

特別学校がコーチを養成し、彼らをそのスクールに派遣することで、広東省はサッカーの基盤を持つことができると。

現在の恒大サッカーの危機は中国サッカーの危機をより明確なものにした。

江蘇もいない、恒大もいない、中国サッカーは悪循環に陥っている。

一方、我がプロリーグのレベルはますます低くなっている。競争レベルも低い、視聴レベルも低い、商業的価値も非常に低い。

他方では、継続的に新たな人材を育成することができていない。この絶え間ない悪循環のなかで、一歩ずつ沈んでいくことしかできない。

今後20年間、中国サッカーはほぼ絶望的だ。我々には真に成熟した若手育成システムがないからだ。

優秀な人材をリーグや代表に継続的に供給するのは不可能。

したがって、今後は長きにわたって、中国サッカーのあらゆるレベルでの失敗に耐えなければいけないだろう。国内リーグも大きな進歩はできない」

広州が解散した場合、中国の国内リーグは危機に陥ると見ているようだ。

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先日に日本代表と戦った中国代表には広州の選手が8人もいる。

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