今年再び行われることになった、元フランス代表選手マテュー・ヴァルブエナを巡る恐喝事件の裁判。
その審理が水曜日からヴェルサイユ裁判所でスタートしており、その恐喝にかかわったという疑いがかかっているカリム・ベンゼマも召喚されていた。
『AP』によれば、ベンゼマ本人は選手としての仕事があるために出廷が不可能であると説明し、今回の3日間の審理には欠席しているようだ。
事件は2015年に発生したもので、ヴァルブエナの性的行為が録画された映像を入手したアクセル・アンゴという人物が事件の中心となった。
彼はもともとサッカー選手の周辺の環境を支援する仕事をしており、借金を返済するためにヴァルブエナから資金を調達しようとしたという。彼自身は「恐喝ではなかったが、間接的には同じことだった」と認めて謝罪している。
そして、彼の共犯の一人がカリム・ゼナティという人物で、彼はカリム・ベンゼマと友人関係にある幼馴染みであった。
ベンゼマとゼナティの間の電話は警察によって盗聴されており、ベンゼマが「ヴァルブエナは我々の言うことを真剣に受け止めていない」と話していたことが記録されていた。
そのため、ベンゼマもこの共犯の一人になっていたのではないかと告発されている状況だ。
ベンゼマ自身は、ヴァルブエナに対して「注意しろ、彼らは大きな凶悪犯だ。ゼナティと協力しろ」と助けるために警告しただけだと主張しているのだが…。
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なお、裁判はこの週末まで行われる予定となっている。恐喝未遂で有罪となった場合、最大では懲役5年、罰金7万5000ユーロ(およそ1000万円)が言い渡される可能性があるとのこと。