イタリア・セリエAからの除外が示唆されていたサレルニターナが、ようやくその状況を回避することができたようだ。

サレルニターナは今季セリエAに昇格したクラブ。しかし彼らはある大きな問題を抱えていた。

それが、クラブを保有しているオーナー。クラウディオ・ロティート会長は同じセリエAのラツィオも所有している人物なのだが、イタリアでは「同じリーグで複数のクラブを保有することが禁止」されている。

そのため、サレルニターナは12月31日までの猶予期間を与えられてクラブを買い取ってくれる人物を探していた。

それがなかなか進まなかったためにセリエAからの除外も仄めかされる状況になっていたが、今回ようやく新しいオーナーとの合意が形成されたとのこと。

12月31日の期限ギリギリに合意が行われたことで、買収完了期限は2月14日まで再延期されており、それまでに手続きをすべて終えることが目標になるようだ。

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売却先については公式に明かされていないものの、『Corriere dello Sport』の報道によればナポリ出身で43歳の実業家ダニーロ・イェルヴォリーノ氏だそうだ。

2016年撮影のダニーロ・イェルヴォリーノ氏

オンライン大学のビジネスを成功させた彼は、昨年9月にその会社を10億ユーロ(およそ1300.6億円)で売却しており、その資本を元に投資家として活動しているという。

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