先日サウジアラビアで行われたスーペルコパ・エスパーニャ。
スペインの4チーム(バルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリー、アスレティック・ビルバオ)が参加するトーナメントで、今回はレアル・マドリーが優勝を果たしている。
【写真】2-0でアスレティック・ビルバオを破り、優勝を果たしたレアル・マドリー
しかし『Deportes Cuatro』によれば、そこで新型コロナウイルスのワクチンを接種せずにプレーした選手がいたという。
サウジアラビアではそもそもワクチンを接種していない人物の入国が禁じられているが、「特例」として認められたのだという。
先日はオーストラリア・オープンに参加したテニス選手のノバク・ジョコビッチが、ワクチンを接種していないことにより国外退去処分を受けたことで話題になった。
そして、もしサウジアラビアが厳格に対処していればスペイン・スーペルコパでも同じことが起こった可能性があるという。元審判のイトゥラルデ・ゴンサレス氏は以下のように話していたそう。
イトゥラルデ・ゴンサレス
「エリートスポーツは社会の枠組みの外にいると信じている、あるいは特別扱いされる存在だと思っているのだ。
なぜサウジアラビアは、スーペルコパのためにサッカー選手での医学的免除を与えたのか?」
対して、スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長は以下のように話しているとのこと。
ルイス・ルビアレス
「サウジアラビア政府は、例外が発生するだろうと言った。そして我々は批判される。もしそれがなければ、8~10人の選手が不在となり、結局は我々が批判される。
人生においては、誰が何をしようともすべてが批判の対象となるのだ」