世界最高峰の戦いが展開されるUEFAチャンピオンズリーグ。サッカー界屈指の価値を誇るコンテンツだ。

そうしたなか、ドイツのギーセンという街にあるピザ屋がUEFAから法的措置を起こされた。

問題視されたのは、“Champignon League”という名前のピザ。訴えられたピザ屋「Pizza Wolke」が、訴状をSNS上で公開して話題になっている。

『Express』によれば、30歳のシャディさんは、新型コロナウイルスの流行によって、ギーセンの歩行者天国にあったピザ屋の閉店を余儀なくされたそう。

その埋め合わせに冷凍ピザを作り始めると、およそ1000ものスーパーマーケットに卸すまでになった。

例えば、“Die Königin(The Queen)”という名前のピザは、トマトとチーズとバジルが入ったクラシックなもの。一方、“Champignon League”はベジタリアン向けで、その名の通り、マッシュルームがふんだんに使われている(Champignonはキノコを意味する単語)。

そうしたなか、UEFAは法律事務所を介して、「Pizza Wolke」に対する法的措置に出た。昨年末、UEFAの代理人から届いた書類には「1月28日までにピザを市場から撤去するように。さもなければ、訴訟の準備に入る」と記されていたそう。

シャディさんは「なぜUEFAは対話することを求めないのか。私達は40人程度の新興企業に過ぎない。私達のピザも丸いけれど、サッカーとは関係ない。ピザに乗っているキノコだけはトップクラスだが」と話している。

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”Champignon League”と”Champions League”は厳密には違うはずだが、法律家によれば、商標権侵害になりうるという。UEFAも「保護されている商標が使用された場合、通常の法的手続きをとる」と回答しているとのこと。

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