2020年初頭から世界的に大きな影響をもたらした新型コロナウイルスの感染拡大。現在に至ってもその被害は広がっている。

UEFA(欧州サッカー連盟)の調査結果によれば、この2年あまりの間にヨーロッパ全体のサッカークラブが被った損失は70億ユーロ(およそ9123.1億円)に達しているとのこと。

スタジアムに観客を自由に入れることができない状況が続いているほか、試合の延期や感染防止の措置などで支出を余儀なくされている。

またメディアの経営が悪化したことによって放映権収入にもダメージがあり、多くのリーグでそれらの調整が難しいものになっている。

それによって各クラブは多くの損失を被っている一方で、なんと選手に支払われている人件費については、それ以前よりも年間平均で「2%」増加を続けているとのこと。

2021年の会計においては、ヨーロッパの700以上のクラブを総合して119億ユーロに達すると予測されている(およそ1兆5500億円)。

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そして、クラブの収益の51%が選手の給与へ、18%が移籍金へ、そして17%がその他スタッフの給与へと費やされており、なんと収益の平均91%が人件費に使われているというデータがあるそうだ。

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