鹿島アントラーズは、17日に行われたJ1リーグ第9節で名古屋グランパスと0-0で引き分けた。
勝てば首位返り咲きだった鹿島だが、5バックを敷く名古屋の強固な守備を崩せず。レネ・ヴァイラー監督も「非常に難しい戦いだった」と苦戦を認めた。
“看板2トップ”の鈴木優磨と上田綺世も不発だった。試合後、鈴木はこのように分析している。
鈴木優磨(鹿島アントラーズFW)
「もうちょいバリエーションを増やしたい。
良くも悪くも(上田)綺世がいて、俺がいて、そこをおとりに使うような攻撃だったり、そこに対するバリエーションというのが増えてこないと、(名古屋と)同じようなことをしてくるチームは増えてくると思うので、そこのコミュニケーションやコンビネーションを出していけたらいいと思います。
試合中もやりとりはしているんですけど、相手も対応してくるし、選手によって変えていったり、途中から入ってきた選手がそこに対して突くというのはチームとしての課題かと思います」
マークが厳しくなる自分や上田をおとりとして使い、別の選手が絡んでいけるような形を増やすことが解決策になると考えているようだ。
鹿島は前節、横浜F・マリノスとの一戦で激闘を繰り広げながらも疲労困憊の鈴木が下がって以降に3失点と崩れた。5連戦はこの日の試合で一段落となるが消耗の激しい戦い方には「ガス欠」も危惧される。
その点を記者から指摘された鈴木は「また状況が違うというか、相手(名古屋)も引いていたので。今日に関しては、点を決め切ることが大事だったと思います」とやんわり否定。
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そのうえで「一発決めていれば勝てたというのはあるので、そこに対する歯痒さはありますけど、逆に言ったら課題が明確なので、1点取るというのが課題なので、そこに取り組んでいけたらと思います」と話した。